母親世代には、「続けたい気持ち」と「手放す迷い」が、同時にあることがあります。

お墓は、
嫁いできたときから続く役割として、
大切に守ってきた方も多くいます。
その一方で、
- 体力のこと
- 子どものこと
- 将来のこと
を考えると、
墓じまいを意識しはじめる方も少なくありません。
ここでは、
母親世代が感じやすい“ゆれ”を、
やさしく整理してみます。
① 嫁いできたときに引き継いだお墓
父が生前のとき
維持したい気持ち
- 姑から「この家のお墓をよろしくね」と託された
- 夫と一緒に家を守っている感覚があった
- 家のしきたりを受け継ぐのが自然だと思っていた
墓じまいを考える気持ち
- 当時の思いが、今の生活に合わなくなってきた
- 子どもに同じ負担を背負わせたくない
- 夫も、子どもには無理をさせたくないと思っている気がする

父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 夫が大切にしてきたお墓を守りたい
- 夫の親族とのつながりを保っておきたい
墓じまいを考える気持ち
- 一人で守るには体力的に限界を感じる
- 夫の親族も高齢化している
- 夫も、自分に無理を望まないはずだと感じる
② 先祖との思い出
父が生前のとき
維持したい気持ち
- 家族でお墓参りに行った思い出がある
- 夫から先祖の話を聞く時間があった
墓じまいを考える気持ち
- 子どもや孫は、先祖の思いを深く知らない
- 思い出は心に残るので、形にこだわらなくてもいいと感じる
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 夫と先祖をつなぐ場所として大切にしたい
墓じまいを考える気持ち
- 思い出は心の中にあると気づき始める
- お墓参りが義務のように感じられ、少し重くなる
③ 「主人のお墓」という認識

父が生前のとき
維持したい気持ち
- 夫の家のお墓という意識が強い
- 夫が大切にしているものだから、守るのが自然だと思っていた
墓じまいを考える気持ち
- 子どもに家督という意識はない
- 夫婦で将来どうするかを話したことがある
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 夫のために続けたい気持ちがある
墓じまいを考える気持ち
- 夫がいなくなり、守る理由が弱くなった
- 子どもは思いを大切にする世代だと感じる
- 形にこだわる必要はないと思い始めている

④ 実際のお手入れやお墓参りの頻度
父が生前のとき
維持したい気持ち
- 夫と一緒に行くお墓参りが習慣だった
- 掃除をすると気持ちがすっきりした
墓じまいを考える気持ち
- 夫婦で行くのもしんどくなってきた
- 車の運転も控え、遠方のお墓が負担になってきた
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- できるだけ今のまま変えたくない
墓じまいを考える気持ち
- 一人でのお墓参りがつらい
- 車の運転ができず、行きたくても行けない
⑤ 子ども世代にどうするかの迷い
父が生前のとき
維持したい気持ち
- 子どもが継いでくれたらうれしい
- 家の歴史をつなぎたい
墓じまいを考える気持ち
- 子どもが遠方に住んでいて、仕方がないと思う
- 何も言わずに継がせるのは違うと感じる
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 子どもが望むなら残してもいいと思う
墓じまいを考える気持ち
- 子どもに負担を残したくない
- 孫の世代まで続けるのは現実的ではない

⑥ 孫世代にとっての迷い
父が生前のとき
維持したい気持ち
- 孫にも先祖を感じてほしい
墓じまいを考える気持ち
- 孫はお墓に馴染みが薄い
- 将来の負担を考えると現実味がない
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 墓がないことで、家族のあり方がどうなるのか少し不安
墓じまいを考える気持ち
- 孫の生活環境を考えると無理がある
- 何かよい方法があれば…と探し始めている
⑦ 主人に対する気兼ね

父が生前のとき
維持したい気持ち
- 夫が大切にしているものを守りたい
墓じまいを考える気持ち
- 夫から「無理しなくていい」と言われたことがある
父が亡くなった後
維持したい気持ち
- 続いてきたことを自分がやめるのが気が引ける
墓じまいを考える気持ち
- 夫も、現代に合わないことは理解してくれる気がする
- 夫の親族も守れない状況で、自分だけが背負うのは違うと感じる
母親世代の“ゆれる気持ち”のまとめ
母親世代は、
お墓を維持したい気持ちと、
お墓じまいを考える気持ちの両方を抱えていることがあります。
そしてそのどちらも、
家族を思う気持ちから生まれていることが多いのかもしれません。
母親世代のお墓の悩みは、
どちらか一方だけでは割り切れないことが多くあります。

- 守りたい気持ち
- 手放す迷い
- 家族への気遣い
- 将来への不安
その両方があるからこそ、
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
気持ちを整理したい方へ
お墓じまいは、
「守りたい気持ち」と「手放す迷い」が同時にあることも少なくありません。
まずは、
どこが気になっているのかを整理するところから始める方もいます。
納得した形で進めたい方へ。相談しながら無理のない進め方で始めることができるお墓じまいの相談所があります。
今の暮らし。
家族との関係。
墓地の状況。
改葬先。
手元供養。
寺院とのご縁。
それぞれを見ながら、
「どんな進め方なら無理が少ないか」
を、ゆっくり整えていくこともできます。
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