数字から見ると、お墓のあり方は少しずつ変わり始めています。

お墓のことは、
個人や家族の気持ちだけではなく、
- 人口の変化
- 暮らし方
- 家族構成
- 移動距離
など、
社会全体の変化とも深く関わっています。
ここでは、
公的な統計や全国調査をもとに、
「これからのお墓」がどう変わっていくのか
を、静かに整理してみます。
1|墓じまいは、この10年で大きく増えています
厚生労働省の統計では、
改葬件数(墓じまいを含む動き)は年々増えています。
改葬件数の推移
- 2012年度:79,749件
- 2017年度:104,493件
- 2022年度:151,076件
約10年で、
およそ1.9倍に増えています。
これは一時的な流行というより、
「社会の変化」
が背景にあると考えられています。

2|なぜ増えているのでしょうか
公的調査を重ねると、
理由はとても現実的なものが多く見られます。
よく見られる理由
- お墓が遠い
- 継ぐ人がいない
- 高齢で管理が難しい
- 家族が別々に暮らしている
少子化や都市部への人口集中など、
「暮らし方そのものの変化」
が影響していると考えられています。
3|墓じまい後は、どんな供養が増えている?
最近では、
「継承が不要な供養」
を選ばれる方が増えています。
増えている選択肢
- 永代供養墓
- 樹木葬
- 合祀墓
- 納骨堂
現在は、
「家で守るお墓」から、
“今の暮らしに合う供養”
へ少しずつ移り変わっています。
4|無縁墓は、全国的な課題になっています

総務省の調査では、
全国の約58%の自治体
が無縁墓の問題を抱えているとされています。
背景にあること
- 少子化
- 単身世帯の増加
- 地方の人口減少
- 都市部への人口集中
「継ぐ人がいない」
という状況は、
すでに全国的な課題になっています。
5|これから10年で起きる変化
人口推計では、
これからさらに変化が進むと考えられています。
今後の予測
- 死亡者数は今後ピークへ向かう
- 単身世帯はさらに増える
- 家族単位の維持が難しくなる
これまでのような
「代々継ぐ前提」
が難しくなる家庭も増えていくと考えられています。

6|費用はどのくらいが多い?
全国調査では、
実際に多い費用帯として、
「31万〜70万円前後」
がよく見られます。
条件によって変わること
- 墓地の広さ
- 重機が入るか
- 地域差
- 寺院との関係
費用は、
「作業量や状況」
によって変わることが多くあります。
7|途中で止まるケースもあります
調査では、
墓じまいを進められなかった理由として、
現実的な悩みが多く挙げられています。
よくある理由
- 費用が高かった
- 親族の理解が得られなかった
- 手続きが難しかった
気持ちだけではなく、
- 人間関係
- 手続き
- 費用
など、
現実的な部分が大きく関わっています。
8|これから増えると考えられていること

今後さらに増えると考えられていること
① 墓じまいの増加
② 永代供養・樹木葬の増加
③ 遠距離のお墓問題
④ 管理者からの連絡増加
管理者側でも、
- 無縁墓
- 老朽化
- 管理費未納
などの対応が増えているため、
「対応を求められるケース」
は今後も増える可能性があります。
数字から見えてくるのは、
- お墓が遠い
- 継ぐ人がいない
- 維持が難しい
- 無縁墓が増えている
という状況が、
「個人だけの問題ではない」
ということです。
墓じまいは、
“特別な決断”
というより、
「今の暮らしに合わせた整理」
として選ばれることが増えています。
「うちだけではないのかもしれない」
そう感じられる方も少なくありません。
実際には、
- 距離
- 家族
- 費用
- 管理
など、
多くの方が似た悩みを抱えています。

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